羊羹
羊羹といえば、あんこと砂糖などでつくる和菓子の一種であることはみなさんご存知のこと。
寒天を使った水羊羹、小麦粉を加えて蒸して固める蒸し羊羹になるわけです。
でも、この甘い甘い羊羹。なぜ、そのお菓子に「羊」という字が使われているのか疑問に思ったことはありませんか?
そうなんです、もともと羊羹というのは、羊肉を煮込んだ汁のことだったのです。
古代中国北東部に住む遊牧民が食べていたといいますから、食べ物の起源としてはずいぶん早いですね。
その羊羹が日本に伝えられたのが平安中期。
ご存知貴族文化まっさかりのご時世ですが、すでに日本には肉を食べることが禁止されていました。
ですから、羊を使えず、かわりに小豆を練り固めるようになったようです。
このときに作られた羊羹は、羊の肝臓に似せられていたということも「羊羹」という名前の由来となっています。
では、いま食べているような甘い羊羹ができたのは……というと、これが1589年のこと。江戸時代のほんのちょっと前のことなんですね。
京都伏見の駿河屋岡本善衛門が考案したといわれています。
で、この羊羹、日本一の消費量を誇っているのが佐賀県なのです。
全国平均の2倍以上の購入額といいますからあなどれません。
なぜ、佐賀県の人々がこれほど羊羹を愛しているかといいますと、これはやはり歴史があるのです。
江戸時代、小城藩は長崎の警護にあたったため貴重な砂糖が手に入りやすかったということと、佐賀平野では良質の小豆が育ったという羊羹には欠かせない材料の確保ができたという背景があります。
また、秀峰天山を源とする清冽な水に恵まれるなど、羊羹づくりに適した土地柄だったわけですね。
昭和初期には、日持ちの良い羊羹が兵士たちの携帯食として重宝されました。砂糖をたくさん含んでいるもの(浸透圧の関係なので塩でもよいわけですが、ここでは羊羹の話なので砂糖といっておきます)は、現在でもジャムなどをはじめとして、保存食として優れたものが多くあります。
羊羹も砂糖がふんだんに使われていますから(今のようにカロリー控えめ、甘さ控えめなんてないですものね)、保存食として日持ちする食べ物として、佐賀県の方々にはなじみ深いものだったのでしょう。また、甘いものは疲れを癒す効果もあります。
遠く離れた戦地で、ふるさとから持ってきた羊羹を食べながら、佐賀の人々は何を考えたのでしょうね。たぶん、こどものころ遊んだ空き地や、街角、家のちゃぶ台を家族といっしょに囲んでいたことなど……たぶん、それはどれほどの金銀を積もうともかなわない貴重なものだったのではないでしょうか。
佐賀県には日本にひとつしかない「羊羹資料館」もあります。
佐賀県内の羊羹関連の地図
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寒天を使った水羊羹、小麦粉を加えて蒸して固める蒸し羊羹になるわけです。
でも、この甘い甘い羊羹。なぜ、そのお菓子に「羊」という字が使われているのか疑問に思ったことはありませんか?
そうなんです、もともと羊羹というのは、羊肉を煮込んだ汁のことだったのです。
古代中国北東部に住む遊牧民が食べていたといいますから、食べ物の起源としてはずいぶん早いですね。
その羊羹が日本に伝えられたのが平安中期。
ご存知貴族文化まっさかりのご時世ですが、すでに日本には肉を食べることが禁止されていました。
ですから、羊を使えず、かわりに小豆を練り固めるようになったようです。
このときに作られた羊羹は、羊の肝臓に似せられていたということも「羊羹」という名前の由来となっています。
では、いま食べているような甘い羊羹ができたのは……というと、これが1589年のこと。江戸時代のほんのちょっと前のことなんですね。
京都伏見の駿河屋岡本善衛門が考案したといわれています。
で、この羊羹、日本一の消費量を誇っているのが佐賀県なのです。
全国平均の2倍以上の購入額といいますからあなどれません。
なぜ、佐賀県の人々がこれほど羊羹を愛しているかといいますと、これはやはり歴史があるのです。
江戸時代、小城藩は長崎の警護にあたったため貴重な砂糖が手に入りやすかったということと、佐賀平野では良質の小豆が育ったという羊羹には欠かせない材料の確保ができたという背景があります。
また、秀峰天山を源とする清冽な水に恵まれるなど、羊羹づくりに適した土地柄だったわけですね。
昭和初期には、日持ちの良い羊羹が兵士たちの携帯食として重宝されました。砂糖をたくさん含んでいるもの(浸透圧の関係なので塩でもよいわけですが、ここでは羊羹の話なので砂糖といっておきます)は、現在でもジャムなどをはじめとして、保存食として優れたものが多くあります。
羊羹も砂糖がふんだんに使われていますから(今のようにカロリー控えめ、甘さ控えめなんてないですものね)、保存食として日持ちする食べ物として、佐賀県の方々にはなじみ深いものだったのでしょう。また、甘いものは疲れを癒す効果もあります。
遠く離れた戦地で、ふるさとから持ってきた羊羹を食べながら、佐賀の人々は何を考えたのでしょうね。たぶん、こどものころ遊んだ空き地や、街角、家のちゃぶ台を家族といっしょに囲んでいたことなど……たぶん、それはどれほどの金銀を積もうともかなわない貴重なものだったのではないでしょうか。
佐賀県には日本にひとつしかない「羊羹資料館」もあります。
佐賀県内の羊羹関連の地図
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佐賀牛
佐賀県は、恵まれた自然環境の中で、肉牛の肥育が盛んなところです。
そんな佐賀県の県下統一ブランド「佐賀牛」です。「佐賀牛」の歴史は、昭和36年にローカルブランドとして関西方面に「牛津(うしづ)牛」として出荷されたのが始まりなので、歴史的にはそれほど古くはありませんが、その後、若手の肥育農家が研究を重ねてきた結果、肉質が向上し、昭和50年代後半に入ると、肉質が良いことで市場からも注目されるようになりました。
そして、昭和59年には、初めて「佐賀牛」と表示して出荷されるようになり、昭和62年には佐賀特選ブランドに選定されました。そして今では、全国でも有数の銘柄牛として認知されています。
佐賀牛は脂肪交雑のBMS値について、細かく1から12までの段階に分けられており(このあたりになるとと素人はちょっとよくわからないです)、値が高いほど、きめ細かい脂肪(霜降り、さし)が入っていることになるそうです。
牛肉は日本人が好む獣肉ではありますが、近年のさまざまな牛の病気の報道で、日本人の牛肉志向も少々変わってきたような気がします。単に安いものよりは、安全なものへ目が向くようになってきたのではないでしょうか。
その点、佐賀牛飼育農家はさまざまな工夫をしておいしい牛肉を提供する努力をしています。
たとえば、餌の管理については、肉質に直接に影響することから、各肥育農家は、生育時期に応じて、配合や給餌方法をかえているそうです。
また、牛にストレスを与えないよう、畜舎では換気に気を配るとともに、病気などが侵入しないよう、特に衛生面には注意して、一頭一頭愛情を込めた管理を行っています。
やはりおいしい牛肉というのは「愛情」をもって育てられたものなのですね。
佐賀県内からは毎年約25,000頭の和牛が、大阪・神戸といった関西地区を中心に、東京、福岡、県内に出荷されていますが、このうち、約5,000頭が「佐賀牛」と認定されています。
日本にはご当地牛といいますか、有名なおいしい牛肉が多いので、その点佐賀牛はどうなのだろうかと思われる向きもあるかと思いますが、佐賀牛の品質の高さはプロの料理人にも認められています。
例えば、平成12年7月にホテル日航福岡で開催された、九州・沖縄サミット蔵相会議時のディナーで佐賀牛がメイン食材として起用され、各国の関係者に振る舞われたことでもそれが分かると思います。
牛肉というと、どうしても「輸入牛」の方が有名で「輸出牛」についてはあまり話題にされませんが、JAグループ佐賀では、平成19年6月から佐賀牛の香港輸出を始めました。
現在、香港の高級百貨店内や高級レストランで取り扱われており、香港のお客様にも好評を得ているとのことです。香港への和牛の輸出は、日本で平成13年にBSEが確認されて以来中断していましたが、平成19年5月から再開され、これが「佐賀牛」の初めての本格輸出となりました。
佐賀県周辺の佐賀牛関連の地図
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そんな佐賀県の県下統一ブランド「佐賀牛」です。「佐賀牛」の歴史は、昭和36年にローカルブランドとして関西方面に「牛津(うしづ)牛」として出荷されたのが始まりなので、歴史的にはそれほど古くはありませんが、その後、若手の肥育農家が研究を重ねてきた結果、肉質が向上し、昭和50年代後半に入ると、肉質が良いことで市場からも注目されるようになりました。
そして、昭和59年には、初めて「佐賀牛」と表示して出荷されるようになり、昭和62年には佐賀特選ブランドに選定されました。そして今では、全国でも有数の銘柄牛として認知されています。
佐賀牛は脂肪交雑のBMS値について、細かく1から12までの段階に分けられており(このあたりになるとと素人はちょっとよくわからないです)、値が高いほど、きめ細かい脂肪(霜降り、さし)が入っていることになるそうです。
牛肉は日本人が好む獣肉ではありますが、近年のさまざまな牛の病気の報道で、日本人の牛肉志向も少々変わってきたような気がします。単に安いものよりは、安全なものへ目が向くようになってきたのではないでしょうか。
その点、佐賀牛飼育農家はさまざまな工夫をしておいしい牛肉を提供する努力をしています。
たとえば、餌の管理については、肉質に直接に影響することから、各肥育農家は、生育時期に応じて、配合や給餌方法をかえているそうです。
また、牛にストレスを与えないよう、畜舎では換気に気を配るとともに、病気などが侵入しないよう、特に衛生面には注意して、一頭一頭愛情を込めた管理を行っています。
やはりおいしい牛肉というのは「愛情」をもって育てられたものなのですね。
佐賀県内からは毎年約25,000頭の和牛が、大阪・神戸といった関西地区を中心に、東京、福岡、県内に出荷されていますが、このうち、約5,000頭が「佐賀牛」と認定されています。
日本にはご当地牛といいますか、有名なおいしい牛肉が多いので、その点佐賀牛はどうなのだろうかと思われる向きもあるかと思いますが、佐賀牛の品質の高さはプロの料理人にも認められています。
例えば、平成12年7月にホテル日航福岡で開催された、九州・沖縄サミット蔵相会議時のディナーで佐賀牛がメイン食材として起用され、各国の関係者に振る舞われたことでもそれが分かると思います。
牛肉というと、どうしても「輸入牛」の方が有名で「輸出牛」についてはあまり話題にされませんが、JAグループ佐賀では、平成19年6月から佐賀牛の香港輸出を始めました。
現在、香港の高級百貨店内や高級レストランで取り扱われており、香港のお客様にも好評を得ているとのことです。香港への和牛の輸出は、日本で平成13年にBSEが確認されて以来中断していましたが、平成19年5月から再開され、これが「佐賀牛」の初めての本格輸出となりました。
佐賀県周辺の佐賀牛関連の地図
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00.Googleマップと名産品